使い捨てプラ禁止 消極的 国際意識調査日本が最低に

『プラスチック汚染の削減に関する国際的な意識調査で、新たに策定予定の条約に「不可欠な用途以外の使い捨てプラの禁止」を盛り込むことが重要だと考える人が日本は54%で、調査対象の34カ国で最低だったとの結果を環境団体などが21日までにまとめた。各国平均は75%に上った。
プラごみ汚染防止のための条約は2024年末の合意を目指し国連の下で交渉中。ほかの厳しい対策でも日本は重視する割合が最も低く、消極姿勢が際立った。』

https://www.chibanippo.co.jp/newspack/20230121/1019860
今朝の千葉日報から。

おはようございます。
この手の意識調査をたまに見かけます。
だいたいが、その調査基準があいまい。深読みするつもりはありませんが、その結果は偏向性が強く、何か別の意図を感じなくもない。

今回の調査は世界自然保護基金が市場調査会社に依頼したもの。
その建て付けが何となく正しい結果のように見えますが、世界的な調査となると相応にお金がかかり・・ま、このへんでやめときます。

世界自然保護基金を批判するつもりはまったくなくて、日本人の使い捨てプラスチックの削減意識が低いことも「そうだろうな」というくらい。
おそらく大半の日本人はプラスチックを大量に消費してると思いますが、きちんと処分をしていると思います。

国土の狭い日本は廃プラは埋め立てず、焼却処理をしています。
焼却処理をすると温室効果ガスが排出され「よくない」と言う人がいます。
で、リサイクルすれば「いい取組み」だと評価します。

一方で、廃プラのリサイクルは大量の電気を使うため、電気を作る際に温室効果ガスが排出されるので「よくない」とする人がいます。

何となく今の電気自動車の世界と似てますね。

排気ガスを出すガソリン車はよくない、これからは排気ガスを出さない電気自動車だと言う人。

電気自動車も電気を作る時温室効果ガスを排出しているんだから、どっちも同じだという人。

いろいろ意見がわかれます。
廃プラは果たしてどうするのがいいんでしょうか。


昔、我が家には色っぽいカッパが描かれたコップがあり、割と日常的に使っていたいました。
父親が飲んだであろう日本酒カップです。
友だちの家に遊びに行っても、普通のコップに混ざって日本酒カップに入れられたジュースが出されていた記憶があります。なんの抵抗もなく飲んでいたと思います。

使えるものは使うという生活、なくなりましたね。

今、日本酒カップは資源ごみとして捨てられ、おそらく再生されます。ただその際、大量のエネルギーが使われます。
そのまま使えばゴミにならず、エネルギーを使うこともなく、コップとか花挿しなどに使える。
と、わかっているもののそうすることをしなくなってしまったわけです。多くの人が。

廃プラ品にも繰り返し使えるもの、たぶんかなりあると思いますが、いかんせん消費する楽さを覚えてしまってますからね。

いろいろと考えさせられますが、職場や自宅でものを大切に使うとかSDGsの具体的な取り組みを続けていければ、少しだけ何かが変わるような気がします。

ではまた。


参考

Wikipedia│世界自然保護基金
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E8%87%AA%E7%84%B6%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E5%9F%BA%E9%87%91