加速するデジタル社会 ウィズコロナ時代到来 新春放談2023

『2023年の幕開けに、今年の展望や千葉県のあり方を語り合う「新春放談」。今回は「~WITHコロナ時代の到来~ニューノーマルの幕開けとDXの加速」をテーマに、熊谷俊人知事、佐久間英敏千葉銀行取締役会長、境麻千子NTT東日本執行役員千葉事業部長が、新型コロナウイルスの流行により進展するデジタルトランスフォーメーション(DX)、近年激甚化する自然災害への備えやSDGsの推進、県誕生150周年を契機にした県のブランド価値向上など、新たな時代に合わせた千葉のさらなる発展を誓った。』
~今朝の千葉日報から。
http://www.chibanippo.co.jp/news/politics/1013978

おはようございます。

朝刊からSDGsのヒントを見つける、今日は「県トップ」の発言から見る「SDGsの機運」です。

知事は「持続可能な社会を作るというSDGsの考え方は県が目指す方向性であると考え、全庁を挙げて取り組んでいます。」「カーボンニュートラルの推進は、地域の経済成長を促進する上でも絶好の機会になります。」と。

千葉銀行会長は「SDGsへの取り組みは、私どもにとっても大切な課題です。」「特に脱炭素に向けた取り組みに力を入れており、昨年3月にCO2の排出を実質ゼロとする「カーボンニュートラル宣言」をしました。」と。

今年は「カーボンニュートラル」がキーワードのひとつになりそうです。

カーボンニュートラルとは、現代社会から二酸化炭素などの温室効果ガスの排出を止めるというのは現実的でないため、温室効果ガスの排出量と温室効果ガスの吸収量を均衡させるという、合理的な考えに基づく行動になります。

もう少し噛み砕くと、工場や車から排出された二酸化炭素を人為的な植林などにより「木」に二酸化炭素を吸収してもらって相殺、差し引きゼロにしようとするものになります。

2050年までに排出ゼロ宣言が政府より出されています。

SDGsは2030年までにそれぞれの目標を達成しようとするものですが、温室効果ガス排出対策に関しては別枠でもう少し時間をかけて取り組む課題なんだと思われます。

 

SDGsの目標:13.気候変動に具体的な対策を

温室効果ガスは地球を温めてくれる不可欠なガスですが、増えすぎると地球は暑くなります。
ほんの少し気温が上がるだけで、農作物や水産物の取れ高に影響が出てしまいます。
収穫量が減る、魚種が変わるなど。
海が温められると水蒸気が増え、これまでにない異常気象が起こったりもします。
さらに暑くなると極地や氷河などがとけだし海水位が上がるなども心配されています。

生活が豊かになった変わりに、将来住みにくい地球になってしまうことがわかってきた。なので何とかしようということなのが、SDGsであったり、カーボンニュートラルの取り組みなのです。

千葉銀行を中心に県内の経済界が発足させた「ちばSDGs推進ネットワーク」も今日でちょうど1年。地固めも終わり、いよいよこれから具体的な動きが出てくると思われます。

県が推進しているちばSDGsパートナー制度は、現在1,500を超える登録数があり、機運は高まってきました。

今年は、企業としてSDGsやカーボンニュートラルに取り組むタイミングなのかもしれませんね。

今年から何か取り組んでみようという方、お気軽にちばSDGsレポートへご連絡を。一緒に考えていきましょう。

ではまた。


参考

環境省 脱炭素ポータル│カーボンニュートラルとは
https://ondankataisaku.env.go.jp/carbon_neutral/about/

千葉日報オンライン│オール千葉で普及促進 3地銀や経済団体、SDGs推進の新組織
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/866545

千葉県│ちばSDGsパートナー登録制度
https://www.pref.chiba.lg.jp/seisaku/sdgs/sdgs-touroku.html