『中古品の買い取り販売を手がける「ブックオフコーポレーション」(相模原市)は、買い取った後に売れず、廃棄する中古のCDやDVDを加工・再生し、プラスチック資材「CDプラ」として販売する事業を来年1月から始める。
同社によると、国内販売できなかった衣服などはマレーシアやカザフスタンにある店舗で販売しているが、CDやDVDは国内外で規格が異なるため難しい。年間少なくとも約1700トンが廃棄処分となっており、これまでは他社を通じてリサイクルしていた。』
~今朝の千葉日報から。
おはようございます。
朝刊からSDGsのヒントを見つける、今日は「リサイクル」です。
1957年、東京江東区にごみの埋め立て処分場ができました。
東京湾埋立14号地、愛称は夢の島。
東京で出たごみの約7割がそのまま持ち込まれ、生ゴミや汚汁から悪臭が発生し、ハエやネズミの格好の住処となり、江東区住民の日常生活に支障をきたすまでになっていたようで、何とかしなければということでいろいろと手を打ったものの効果は見えず、最終的には重油をまいて焼き払ったそうです。
すごい。
その頃は今では考えにくい選択をしていたようですが、そんなことを経験しながら今に至っていて、今は自治体が決めたルールのもと適切にごみは処分されています。
2013年のデータですが、日本のごみの大半は焼却処分されています。
焼却枠においてはについてはOECD加盟国35か国中断トツの1位、日本のごみの77%は燃やされています。
が、リサイクル枠でみるとOECD加盟国中下から5番目。2013年当時はごみは燃やしてその熱エネルギーを再利用する方向だったようです。
日本と世界のリサイクルの考えがそうとう離れていることに気づかされます。
・ごみを燃やしてその熱エネルギーを使って発電や高温水に換え有効利用しようという日本式リサイクル
・再利用できるものは燃やさずに再利用するか自然にかえすかしようという世界標準式リサイクル
日本式リサイクルはどうしても温室効果ガスが発生してしまいます。
世界標準式リサイクルも再利用品製造過程で電気を使うことになり、その供給源が再生可能エネルギーでなければ結果発電時に温室効果ガスが発生してしまいます。
どちらが正解かはわかりません。
ごみを少なくする方向性だけはどちらも同じだと思います。
SDGsの目標:11.住み続けられるまちづくりを
SDGsの目標:12.つくる責任 つかう責任
SDGsの目標:13.気候変動に具体的な対策を
来年からブックオフがプラスチック資材供給メーカーになるわけですね。
オワコンになりつつあるCD。
持ち込まれはするもののあまり売れなくなったのかもしれません。
これまでは廃棄していたとのこと。これからは自社で再生資材にして販売する。
原材料は持ち込まれるわけで、売り先があれば事業として成立しそう。
というかこれから大きくなる市場だと思います。
自社も見直すと今までロスだったり、コストだったりしたものが発想の転換でビジネスになるかもしれません。無駄が宝に。
さらにエコだったりすると素晴らしい取り組みになります。
ちばSDGsレポートが一緒に宝探しをお手伝いします。
ぜひお声がけを。
ではまた。
参考